「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」の味や会社の違いを比較してみた。
お昼のランチとして食べるサラリーマンの皆さんや今日はご飯作るの面倒くさいなという主婦の方にも人気があるのがお弁当ですね。
そんなお弁当屋さんは街に溢れています。
現在ではコンビニやスーパーなんかでも安くて美味しいお弁当が手に入ります。
そんなお弁当業界の中で全国展開している大手のお弁当チェーンとして有名なのが「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」です。
皆さんも一度は食べたことがあるのではないでしょうか。
しかし「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」って似てますよね?
「同じだと思ってた」って人もいるんじゃないでしょうか?
このお弁当チェーン店業界の2トップの「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」の運営会社や味、メニューの違いなどを比較してみました。
「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」の違いはなんなのか?
まずは両者を経営する会社の違いについて創業の歴史から説明します。
「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」の創業の歴史
「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」の決定的な違いは「運営会社」が違うのです。
つまり全く別の会社となります。
しかし実はこのふたつの会社は、元々はひとつの会社だったんです。
様々な事情があって分裂し、今の形となったのです。
そもそもの発祥は埼玉発のチェーン店「ほっかほっか亭」としてスタートしました。
「ほっかほっか亭」はどんどん店舗数を増やしていき、全国に広がりました。
その後全国チェーンをまとめる役割を本部が行い、東日本、西日本、九州の3つのエリアで管理を分けたのです。
- 東日本エリアは、創業元の経営陣による経営
- 西日本エリアがダイエーの経営
- 九州エリアがプレナス(元タイヨー)の経営
これらの3つが独自に経営し店舗を拡大していきます。
その後西日本エリアの経営を担当していたダイエーが経営危機に陥り、営業権利をハークスレイに譲渡します。
こうして経営体制は以下の4体制となりました。
- ほっかほっか亭総本部
- ほっかほっか亭 東日本統括
- ハークスレイ 西日本統括
- プレナス 九州統括
同じ暖簾を掲げる「ほっかほっか亭」が実は、これだけの経営体制となっていました。
その後「ほっかほっか亭 東日本統括」は、総本部と経営方針と考え方の違いから対立する形となりました。
そのことが原因で「ほっかほっか亭 東日本統括」は九州統括のプレナスに身売りをしてしまいます。
このような経緯で全国の3分の2を手中に収めたプレナスは権力を増し、独自路線を歩み始めます。
そうなると当然、総本部との対立は増々激しくなりました。
こうして親である立場の「ほっかほっか亭総本部」は、子供である「プレナス」を制御しきれなくなります。
そのような状況となった親である「ほっかほっか亭総本部」は、子供である「ハークスレイ」に株を売却してしまいます。
こうして親子逆転の現象が起こってしまいました。
つまり、元々子供であった「ハークスレイ」が親になり、親だった「総本部」が子供になってしまったのです。
その時と同じくして、「ハークスレイ」はプレナスの「ほっかほっか亭」運営の「フランチャイズ契約」の延長申請を拒否したのです。
つまり「プレナス」はグループから追い出された形となります。
このような経緯から、「プレナス」は「ほっかほっか亭」の暖簾を掲げて営業することができなくなってしまいました。
それが原因で新たな独自ブランドとして「ほっともっと」を立ち上げることになったのです。
これが、大手お弁当チェーンの分裂劇の内容です。
分裂してから既に10年が経過しましたが、今では「ほっともっと」がすっかり社会的にも認知され、現在では「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」は同じ弁当チェーン店業界のライバル会社として、お互いがいまだに激しいデットヒートを続けています。
経営する会社の違い
「ほっともっと」の運営会社
運営会社 | 株式会社プレナス |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 塩井辰男 |
福岡本社 | 〒812-8580 福岡県福岡市博多区上牟田1丁目19番21号 TEL092-452-3600(代表) |
東京本社 | 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1丁目7番1号 TEL03-3249-0311(代表) |
店舗数 | 3,113店舗(直営店1,434店舗、加盟店1,679店舗) |
事業内容 |
|
創業 | 昭和35年3月 |
設立 | 昭和51年11月 |
資本金 | 34億61百万円 |
「ほっかほっか亭」の運営会社
運営会社 | 株式会社ハークスレイ |
---|---|
代表者 | 代表取締役会長兼社長 青木達也 |
大阪本社 | 大阪市北区鶴野町3番10号 |
東京本社 | 東京都港区浜松町2-4-1世界貿易センタービルディング32階 |
店舗数 | 3,113店舗(直営店1,434店舗、加盟店1,679店舗) |
事業内容 |
|
設立 | 1980年3月 |
店舗数の違い
ほっともっと
全国1,016店舗
ほっかほっか亭
全国2,672店舗 / その他 韓国・中国・オーストラリアの海外に18店舗
「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」の味やボリュームの違い
では「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」それぞれのお弁当の味やボリュームにはどのような違いがあるのでしょうか。
定番の人気弁当で比較してみます。
見た目的には両者それぞれそれほど違いがあるわけではありませんがそれぞれ独自のこだわりと特色があります。
のり弁当の違いは?
「ほっともっと」の「のり弁当」
- 漬け物が沢庵
- 白身魚のフライが若干小さい
- フライがサクッと揚がってる
- 海苔自体がおいしい、ほっかほっか亭より上
- ご飯もちょうどいい固さで美味しい
- ボリューム感では、やや劣る、あっさり食べれる
- 女性向け
「ほっかほっか亭」の「のり弁当」
- 漬け物が紅しょうが
- 白身魚のフライが若干大きい
- フライが少し油っぽい
- 海苔は普通。ほっともっとの方が美味しい
- ご飯はふっくら、ほっともっとの方が美味しい
- ボリューム感では、こちらが上
- 男性向け
のり弁当についての総評は、
- ジューシーな白身魚のフライが好みでボリュームを重視するなら「ほっかほっか亭」
- 白身魚のフライのジューシーさよりやボリュームよりも味を重視するなら「ほっともっと」
味重視なら「ほっともっと」、コスパ重視で見るなら、「ほっかほっか亭」です。
唐揚げ弁当の違いは?
「ほっともっと」の唐揚げ弁当
- ポテトサラダが無い
- 漬物が少なめ
- スパゲティは少なめ
- 全体的なボリュームは「ほっかほっか亭」より下がる
- 唐揚げの下味は、しっかり付いているので、そのまま食べても美味しく食べれる。濃い味が好きな人はむいている。
「ほっかほっか亭」の唐揚げ弁当
- ポテトサラダが付いている
- 漬物が多め
- スパゲティは多め
- 全体的なボリュームは「ほっともっと」以上
- 唐揚げの下味はあまりついていないので、調味料で調整する。調味料はゆずしょうゆとこしょうがある。
唐揚げ弁当についての総評は、
- 付け合わせのボリュームがあり、薄味の唐揚げが好みでボリュームがあるものなら「ほっかほっか亭」
- 付け合わせは少なめだけど、唐揚げの味にこだわっているのが「ほっともっと」
こちらも味重視なら「ほっともっと」、コスパ重視で見るなら、「ほっかほっか亭」のほうです。
「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」のメニューや価格の違い
最後にメニューの違いを書いておきます。
「ほっともっと」のメニューと価格
[日替わりメニュー]
- 日替わりランチ(平日限定 11時〜なくなり次第終了): 税込500円
[定番メニュー]
- カルビ焼肉弁当: 560円(税込)
- Wカルビ焼肉弁当(肉2倍): 860円(税込)
- カットステーキ重: 590円(税込)
- Wカットステーキ重(肉2倍): 890円(税込)
- カットステーキコンボ: 890円(税込)
- から揚弁当(4コ入り): 390円(税込)
- 特から揚弁当(6コ入り): 490円(税込)
- しょうが焼き弁当: 500円(税込)
- おろしチキン竜田弁当(香味醤油): 490円(税込)
- おろしチキン竜田弁当(和風ぽん酢): 490円(税込)
- ネギおろし醤油ハンバーグ弁当: 490円(税込)
- チーズハンバーグ弁当: 490円(税込)
- デミグラスハンバーグ弁当: 490円(税込)
- チキン南蛮弁当: 530円(税込)
- ロースとんかつ弁当: 500円(税込)
- 銀鮭弁当: 490円(税込)
- さばの塩焼き弁当: 490円(税込)
- ロースかつとじ弁当: 500円(税込)
- 肉野菜炒め弁当: 540円(税込)
- のり弁当: 300円(税込)
- 特のりタル弁当: 390円(税込)
- 和風幕の内弁当: 540円(税込)
- 鮭幕の内弁当: 660円(税込)
- 特撰 幕の内弁当: 790円(税込)
- BIGのり弁(コロッケ): 490円(税込)
- BIGのり弁(白身フライ): 520円(税込)
- 極うま親子丼: 390円(税込)
- ロースかつ丼: 470円(税込)
[カレーメニュー]
- ビーフカレー: 460円(税込)
- から揚カレー: 590円(税込)
- ロースカツカレー: 650円(税込)
「ほっかほっか亭」のメニューと価格
[日替わりメニュー]
- 日替り母さん御膳: 602円 (税込650円)
- 日替り母さん弁当: 463円 (税込500円)
- 日替りデラックス: 463円 (税込500円)
[定番メニュー]
- のり唐揚弁当: 389円 (税込420円)
- とりめし: 399円 (税込430円)
- 唐揚弁当(5コ) :482円 (税込520円)
- チキン南蛮弁当 :482円 (税込520円)
- 極厚ハンバーグ弁当: 500円 (税込540円)
- 牛焼肉重: 454円 (税込490円)
- 肉野菜炒め弁当: 482円 (税込520円)
- プチべんとう: 389円 (税込420円)
- プチそぼろべんとう: 389円 (税込420円)
- スポーツ弁当: 463円 (税込500円)
- 豚塩とり天W: 399円 (税込430円)
- しょうが焼弁当: 399円 (税込430円)
- しょうが焼&南蛮弁当: 528円 (税込570円)
- 牛焼肉&コロッケ弁当: 575円 (税込620円)
- ビフテキミックス: 825円 (税込890円)
- ビフテキミックスおかず: 732円 (税込790円)
- ビフテキ重: 547円 (税込590円)
- 紅シャケ重: 454円 (税込490円)
- おろしえび天丼: 426円 (税込460円)
- とり天ごはん&おろしうどん: 500円 (税込540円)
- 和風ビビンバ丼: 399円 (税込430円)
[カレーメニュー]
- 唐揚カレー: 482円 (税込520円)
- 厚切りかつ丼: 491円 (税込530円)
- 厚切りかつカレー: 649円 (税込700円)
「ほっともっと」ののり弁は300円、唐揚げ弁当は4コリい390円、6個入り490円
「ほっかほっか亭」ののり弁は420円、唐揚げ弁当は5個入り520円
コスパならほっともっとですね。
ただ「ほっかほっか亭」の方がボリュームが上なので実際はあまり変わりません。
スポンサーリンク
関連ページ
- ほっともっとの人気メニューランキング
- ほっともっとは会社のランチタイムなどにすぐに安く弁当が買えて便利です。 そんなほっともっとですが、どの弁当が一番人気なんでしょうか? 私もほっともっとで弁当を買う傍ら気になったのでアンケートを取って人気メニューのランキングを作成してみました。 口コミも一緒に紹介するのでぜひ参考にしてください!
- ほか弁(ほっかほっか亭)のメニュー人気ランキング
- 会社のランチタイムやご飯を炊き忘れたとき、料理する暇がないときに便利なほか弁(ほっかほっか亭)。 あなたはほか弁に行ったらいつも何を頼むか決まってますか? まだ決まってないと言う人のためにアンケートを取り、ほか弁の人気メニューランキングを作成しました。 口コミも一緒に紹介するのでぜひ参考にしてください。
- オリジン弁当のお惣菜ランキング
- オリジン弁当は弁当だけでなく、たくさんのお惣菜が売ってます。 料理が面倒なときにご飯のおかずが気軽に買えて便利です。 でも初めて行く人はたくさんありすぎてどのお惣菜を買っていいか迷ってしまうと思います。 そこで250人にアンケートを取り、オリジン弁当のお惣菜の人気ランキングを作成しました。 口コミも一緒に紹介するのでぜひ参考にしてください。
- オリジンの弁当ランキング
- 最近引っ越した場所の近くに弁当屋のオリジンが。 オリジンは弁当屋お惣菜を安く売ってて貧乏サラリーマンの味方です。 そんなオリジン弁当ですが初めて行く人はメニューがたくさんありすぎてどの弁当を買っていいか迷ってしまうと思います。 そこで250人にアンケートを取り、オリジンの弁当の人気ランキングを作成しました。